フランスのホールマークである鷲の頭がリングの外側に刻印された地金リングです。
ワシの頭のマークは1838年以来、18金もしくはそれ以上の金位のものに押されているマークになります。
 
デザインは国旗、もしくは家紋のような柄が入っており、シュバリエリングと思われます。
シュバリエとは「騎士の指輪」という意味で、元々は男性が着けていたリングです。
 
モチーフはシグネットリングと同じように、アルファベットや家紋が多いです。当時(中世11~16世紀)、それなりの男性しかジュエリーは身に着けられなかったので、自分の社会的地位を表すリングでした。
 
18世紀以降はファッション性の高いシュバリエリングも生まれました。
 
手彫りで彫られた模様は、ナチュラリズム的でアールヌーボーの雰囲気があります。サイドは唐草模様が立体に作られており、非常に凝ったデザインです。
 
中心は恐らく中空に作られており、存在感がありながらも、軽やかに身に着けられます。
 
少し変形と地金の割れが見られます。
気になるほどではないため、このままにしておりますが、ご了承いただける方にお届けできたらと思います。
 
その他、良好なアンティークコンディションです。
 
 
*ジュエリーと一緒に写っているケースは付属いたしません。
現行品の箱に入れてお送りいたします。