バターカップとは19世紀～20世紀初頭(ヴィクトリア～エドワーディアン時代)によく用いられた石座です。
 
キンボウゲという黄色い花のことで、当時は感謝、元気、喜び、幸福、友情などを表していました。
 
リングの腕からスッと伸びたバターカップに3.5ｍｍほどの十分な大きさのある
オールドマインカットダイヤモンドが留まっています。
 
 
ダイヤモンドはとても透明感が高く、内包物も見当たりません。
とてもきれいにダイナミックに輝いています。
肉眼ではわかりませんが、10倍ルーペで見ると、カケが見られます。
ダイヤモンドのきれいさには影響はしていませんが、価格ははそれを考慮したものとなっております。
 
アンティークとしては十分に許容範囲だと感じます。
 
ただもしかすると、着用してできたカケではない様子もうかがえます。
非常に劈開面（へきかいめん）がきれいで、それに沿ってカケているのと、カケた上に爪を留めているからです。
技術が現代ほど発展しておらず、大きさを保つために、あえてこのままにした可能性もあります。
 
不完全なところにご理解いただける方にお届けできたらと思います。
 
リング自体は磨きなおしされており、再び長く愛用していただけます。
アンティークの中では腕も太く、しっかりとした作りで安心して着用できます。
 
その他、良好なアンティークコンディションです。
 
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